会話力を高めたい!
語学を「勉強」するときに感じることが沢山あります。
・この表現はネイティブに通じるのかな?
・この単語を使って話してみたいな
・ネイティブと楽しく会話するにはどうしたらいいかな
と、私の語学学習は常に「実際に使える」ことを念頭に置きながら進めます。
もちろん、現実的な学習をしているときは(つまりは資格を取るための)、このようなことを考える間があれば、単語の一つでも覚えたいという気にもなります・・・。
しかし、「言語はコミュニケーションの1つ」であり、「いかにお互いの意思が通じ合えるか」というのが、大事だと思います。
そこで、この記事では「ドイツ語の会話と会話をつなげるコトバ」について触れていきます。
よりネイティブな会話手法に興味をお持ちの方におすすめです^^
【メモ】
ちなみに、私のドイツ語レベルはドイツ語検定2級、大学卒業程度で、留学期間は1年間です。
留学中はドイツ人の家庭で、家族の一員として暮らし、高校もギムナジウムに通っていました。
現地では、週一で語学学校に通っていました。大学も専攻はドイツ語(3年次から学部編入しましたが)で、第二外国語は英語でした。
会話が楽しくなる!弾む!方法を取り入れてみる
まずは表情を変えてみる
まず、「会話が楽しくなる」方法のひとつ、一番大事なのは「表情」です。
今英会話サークルに所属していますが、やはりネイティブの方が話している時に「聞く姿勢」というのは、日本人は少し固めの印象です。
真剣に聞こうとすればするほど、「真剣な顔」になってしまい、相手も不安を感じます。
にこにこ作り笑いまではしなくてよいから、リラックスした表情を心掛けるだけで、相手の言っていることの大まかな情報が頭に入ってきやすい気がします。
留学中によく言われたのが、「日本人は表情が硬い。無口である」的なことです。
私自身、留学が最初の海外で、何の所以も知識もないまま飛び込んだ「ザ・日本人」です。
でも、語学力が足りないと中々ついつい一生懸命になりすぎて、頭をひねりすぎてしまいます。
分からないことは「分からない」でいいから、まずは相手が「話したくなる」雰囲気を持ちましょう^^
ドイツ語のネイティブが良く使う「会話と会話の間」に出てくる表現
日本語にも方言やなまりがあるように、ドイツ語にもそのような方言やなまりは存在します。
私は北ドイツに位置するハンブルクに住んでいましたが、そこの語学学校では「名詞に付属する冠詞が、南ドイツでは異なることがある」と時折習いました。
実際に、南ドイツへ旅した時は、アクセントや言い回しなど、自分の知っているものとは異なり聞きづらさを感じたこともあります。
(また、使われる表現も地方によって異なるとは思いますが、私の場合は北ドイツでの言語表現となります)
では、日本語で「会話と会話の間」に出てくる表現って、どんなものか考えてみます。
A:「OOがOOでさー。」
B:「へぇ~。それで?」
A:「OOしたらOOになったんだよね」
B:「うん、うん」
A:「でも本当は○○なんだって!」
B:「ほんと?まぁいいんじゃない」
と、こんな感じの会話をするとします。(ざっくりですが・・・)
日本語の場合、会話の間にはよく「へぇ~」「うんうん」「ほんとに?!」など、要はあいづち表現をすることがあります。
これって別に意識しなくても、何となく自然とコトバが出てきて、自然と話し手が話しやすい感じを作ってくれます。
私もドイツ語を始めたばかりの頃は、相手の言うことに「ja」としか言えなかったのですが、以下の表現を使うようになると、会話が弾むようになりました。
上の日本語は基本的な部分ですが、ドイツ語に当てはめてみます。
- 「へぇ~。それで?」→「Ach,Und(dann)?」
- 「うん、うん」→「ja ja」
- 「ほんと?まぁいいんじゃない?」→「echt?/wirklich? Na ja,gut」
「Ach」は「アッハ」ではなく「アーハ?」という感じでハの音を控え目に言うとこなれた感じがでます。
「ja」は「ヤヤー」という言い方ですね。「ja」と1回だけいう時も、「やー?」と少し語尾が上がる感じのほうが優しく聞こえます。
「echt/wirlkich」は、少し疑いを持ったり「マジ?!」という感情が入ります。
「na ja」って、まいいか的な時には良く使われてます。またはマイナスなことを話したあとにポジティブに切り替える会話にする際にも挟んだりします。
会話の切り替えしに使えるコトバ
その他、ドイツ語で良く使う切り替えし表現は以下の通り。
「klar」:相手の意見に同意する時
「Ich weiss」:相手の言っていることは知っているよと主張する時
「verstehst du?」:聞いている人に自分の言っていることをちゃんと理解してくれているか確認するとき
「doch!」:相手の意見に反発するとき
「oh Nein」:「違うよ」という時と、「うそでしょ?信じられない」という気持ちを表現するとき
「da stimmt」:相手の言っている考えや意見が正しいと伝える時
「kenne ich nicht」:相手の話す内容について「あまり詳しくないよ/知らないよ」と伝える時
「Ach so」:そうですか!そうなんだ!という表現
切り替えしの表現がうまく使えると、相手も話していることを理解してくれていると実感し、会話が進んでいきます^^
単語やコトバの意味が分からない時は相手から聞き取ったコトバをそのまま聞き返す勇気を持つことで、分かりやすく説明してくれたり言い方を代えてくれたりします。
ドイツ人の多くは、こちらが理解できていないことに対して、真摯に対応してくれますよ^^
おまけとして、冗談が話せる仲となったらこんな言葉もあります。
「Gute Frage, Nachste Frage」
相手に聞かれて答えにくいことを聞かれたとき、聞き流したいときに使います^^
フォーマルな表現ではなく、楽しく雑談している時など、親しい仲の相手と話している時に使うような言い回しです^^
ネイティブの会話をどんどん真似してみよう!
現在英会話サークルで、英会話を楽しんでいるのですが、やはり「ネイティブ表現」というものにとても興味がわきます。
そして、何度も繰り返し聞いているうちに、よく会話に出てくる表現を身を持って実感します。
ここで、やるべきことは「真似すること!」です。
切り替えし表現も、ドイツ人の会話の中で、「こんな時はこう言うのか」と理解して使うようになったものです。
何度も会話しているうちに、よく使う表現を見つけて、自分の語彙表現を広げましょう!